2月全校朝会の講話では、郷土の偉人である権田愛三を話材として取り上げました。権田愛三は、熊谷別府の出身です。三尻にとって別府は籠原駅をはさんでお隣の地域で、親近感があります、愛三は今から170年ほど前の江戸時代に麦作りの技術改良(二毛作・麦踏み等)に取り組みました。愛三の技術改良があったから、熊谷に麦作りが広がったのだろうとも言われています。おかげさまで、小麦粉でできあがるフライやうどんなどの食文化が根付いたのかもしれません。
私は20歳代後半から30歳代前半までの7年間、別府中学校に勤務していました。標記「麦踏み」のお話(早春に芽吹いた芽を踏むことで、麦の成長を促すこと ※詳細「校長講話等」参照)は当時、地域の方からお聞きし、それ以来、学級通信や保護者会などでの話題としていました。実際に、足で麦を踏む場面をみさせていただいたこともありました。その時、これは麦にとっての「試練」だと実感しました。子供の成長にも程よい「試練」が必要なのだと思います。
